2016年12月16日

【お知らせ】参加賞クリアファイル(2016)

「読書探偵作文コンクール2016」の参加賞は、このクリアファイルです。

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ご応募くださったみなさま、すでにお手元に届きましたでしょうか。
応募したのに届かない、という方は、事務局までご一報ください。

なお、このサイトをスマートフォンでご覧の方は、もくじの「事務局からのお知らせ」内「プロフィール」欄に、事務局のメールアドレスが掲載されていますので、ご参照ください。

2016年11月28日

【お知らせ】参加賞を発送しました

みなさま、「読書探偵作文コンクール2016」へのご応募ありがとうございました。
本日(11月28日)、受賞者のみなさんへの賞状と賞品、応募者全員への参加賞を発送いたしました。
第1次選考委員からのコメントも同封しています。
どうぞ楽しみにお待ちください。

なお、10日以上たっても事務局からの送付物が届かない場合は、ご一報ください。

2016年11月14日

読書探偵作文コンクール2016 最優秀賞 全文掲載

 最優秀賞を受賞なさった内山満里菜さん、田中愛麗さん、盛永維さんの受賞のことばと作品全文をご紹介いたします。
 なお、最終選考結果につきましては、以下の記事をご覧ください。
読書探偵作文コンクール2016 最終選考結果発表!
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◎最優秀賞
内山 満里菜さん(小6) 

読んだ本――「マジック・ツリーハウス」シリーズ全巻 メアリー・ポープ・オズボーン作 食野雅子訳 メディアファクトリー
マジック・ツリーハウス 第1巻恐竜の谷の大冒険 (マジック・ツリーハウス 1)
恐竜の谷の大冒険 (マジック・ツリーハウス 1)

【受賞のことば】
 私は、このコンクールに4年生で初めて参加しました。4年生で優秀賞、5年生ではニャーロウ賞をもらいました。だから、今回、最優秀賞という知らせを聞いて、飛び上がるほど嬉しかったです。家族全員で喜びました。読書探偵コンクールは、6年生までの参加なので、全部の賞をもらえてよかったなと思いました。これからも、たくさんのお話を書いて、たくさんの人に喜んでもらうのが私の夢です。

【作品】
「Books give big dream and hope to children」〜世界の子どもたちをつなぐ魔法〜

内山 満里菜

 今、わたしの目の前には、数えきれない程、沢山の本があります。冒険、歴史、そして、ファンタジー。本は、私が知らない世界を教えてくれます。
 とはいっても、本は話すことはできません。しかし、私には、本の声が聴こえるのです。本を読んでいると、心の中に語りかけてくれるのです。
 たくさんの本の中から私がおすすめしたいのは、メアリー・ポープ・オズボーンさんの『マジック・ツリーハウス』シリーズです。
 物語の主人公は、ジャックと、アニーの兄妹です。ジャックは、見たこと、聞いたことをすぐにメモをするクセがあります。このクセのおかげで、歴史上の出来事を、詳しく覚えることができます。妹のアニーは、元気いっぱいな女の子です。冒険が大好きで、いつも前向きです。そして、動物ととても仲良しです。どんなピンチも、アニーの勇気と、優しさで切り抜けることができます。
 そして、魔法使いのモーガンルーフェイです。彼女は、歴史上おきた様々な事件や問題を解決するために、優れた本を集めています。そして、歴史を紐解くために、アニーとジャックに危険な冒険をさせることもあります。しかし、ジャックもアニーも、冒険をやめることはありません。それは、悪い魔法をかけられてしまったモーガンを救うためです。しかし、それだけではありません。好奇心旺盛な二人は、本でしか知ることのできない世界中の色々な時代の謎を知りたくてたまらないのです。そして、その気持は、世界中の知りたがり屋の子どもたち、みんなも同じ気持だと思います。マジック・ツリーハウスは、そんな私達の願いを叶えてくれる本なのです。
 作者のオズボーンさんは、世界各国を旅した後、子どもたちの本を書く作家になりました。オズボーンさんが世界各国を旅して、感じたことをもとに物語を描いていると思います。だから、ファンタジーだけれど、とてもリアルで説得力があるのだと思います。きっと、オズボーンさんも、ジャックのように、出会った人々が話してくれたことや、本を読んで得た知識を、全てメモしていたに違いありません。そして、アニーのように空想する力があったから、旅で得た知識をもとに、たくさんの物語を書くことができたのでしょう。
 マジック・ツリーハウスは、歴史を学ぶ大切さを子どもたちに教えてくれます。私は、この本と出会うまで、歴史の勉強は好きではありませんでした。沢山の歴史上の人物、沢山の事件を年表通りに覚えなければならないからです。それが何の役に立つのか疑問でした。しかし、マジック・ツリーハウスには、歴史上の人々の思いが物語の中に込められています。偉大な歴史上の人物が、本当は悩み苦しんでいる姿が描かれているのを読んで、歴史上の出来事が、遠い過去のものではなく、自分たちが今、抱えている悩みや苦しみと同じなのだと感じました。
 一番心に残った人物は、アメリカの南北戦争で、多くの人の命を救った、クララ・バートンです。彼女は自分の命の危険も省みず、戦場で傷ついた兵士達を助けに向かいました。そして、平和のための活動を世界に広めるために赤十字を創立します。
 日本は、第二次世界大戦から七〇年間、戦争はしていません。しかし、世界では、今でも戦争やテロが起きていて、多くの人々が、巻沿いとなり命を奪われています。
 クララ・バートンさんの優しさと、人々を救いたいという強い思いを今、たくさんの人が持てたらどんなにいいだろうと私は、心から思いました。そして、もしも、世界中の子どもたちが、マジック・ツリーハウスを読んだら、戦争をしている国同士の子どもたちが読んでいたらどうなるでしょう。きっと同じ思いを抱き、話し合うことができるようになるはずです。そして、平和な世界を作る輪が広がっていくと私は思います。
 きっと、オズボーンさんも、子どもたちに争いのない世界を、力を合わせて作ってほしいと願って物語を書き続けていると思います。
 オズボーンさんの思いが、本を通して私の心に伝わってきました。
 実は、私がマジック・ツリーハウスを読み始めたのは、友人が、面白い本だからと学級文庫に寄付をしてくれたのがきっかけでした。
 私も、この本をもっとクラスの友達に読んでもらいたいと思い、ジャックとアニーが旅をした場所を記した地図と、本の内容が簡単に分かるように要約本を作りました。
 本は、いつでも、どこでも私達の友であり、平和な未来を作りたいと願う者の味方です。
「Books give big dream and hope to children」
 本は、子どもたちに夢と希望を与えると、私は、信じています。

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(注:「要約本」の写真は一部分のみ掲載しています。――読書探偵作文コンクール事務局)
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◎最優秀賞
田中 愛麗さん(小5)

読んだ本――『不思議の国のアリス』 ルイス・キャロル作 脇明子訳 岩波書店
不思議の国のアリス (岩波少年文庫 (047))
不思議の国のアリス

【受賞のことば】
頑張った人の中から選ばれるという事

「ふつう」はいらないワンダーランド。私の工夫はすでに題名から始まっています。この題名を見て興味を持たない人はきっといないはずです。また、この本の「ふつうじゃない」ことがうまく表現できてよかったです。
 私は一年生の時から読書探偵に応募してきて、初めて賞をとりました。だから頑張って書いても賞をとれない時の気持ちが分かります。だからこそ頑張った人の中から選ばれて自信が持てました。しかも最優秀賞なので喜びと誇らしさで一杯です。

【作品】
「ふつう」はいらないワンダーランド

田中 愛麗

「不思議の国のアリス」の作者がオックスフォード大学の数学者であることをごぞんじでしたか。こんな奇想天外な物語をなぜろんり的に考える数学者がかくことができたのでしょう。おどろくことに、この話は一五〇年読みつがれてきました。それは、この話のもつおもしろさに普遍性があるからではないでしょうか。普遍とは、昔に書かれたことが現代でも充分に人を楽しませ、必要とされるということです。そう考えると、数学という普遍的な学問で身をたてていた数学者がこの物語の作者というのもうなずけます。
 さて、この話の登場人物をみてみましょう。まずはドードー鳥。私はあまりドード鳥は好きではありません。なんでもしっているかのようにふるまっているところが鼻につくからです。ドードー鳥はアリスにアリスのもっていたゆびぬきをあげました。つまりアリスに持ち物を返したわけです。意味がないと考えてしまいますが、ドードー鳥はいたって真面目。真面目に意味がないことをしているのです。
 反対に私が気に入った登場人物は、白ウサギと、とかげのビルです。白ウサギはこの話の案内人のようで、アリスと深くかかわるわけではありませんが不思議と親近感がわきます。それからビル。ビルはちょっと気の毒なとかげです。アリスといるとビルはなにかしらそう動にまきこまれます。えんとつから飛ばされたり、陪審員席からおとされてさかさまにさせられたり、チョークをアリスにとりあげられてなにもかけなかったりと、災なんな目にひんぱんにあっています。間が悪かったりして間ぬけなところがかわいいから、私はビルがおもしろくて好きです。
 私は前から「ふつう」という言葉が嫌いです。なぜなら「ふつう」というものはそん在しないからです。人はそれぞれちがうのに、「ふつうはそうだ」などといってしまったら、人はみな同じ考えをもち行動するロボットみたい、ということになり、とてもきもちわるくなってしまいます。アリスの世界ではみなちがいすぎて「じょうしき」などというものは通用しないし、必要ありません。私は不思議の国のアリスをよみ、「ふつう」でなかったとしても、全く問題ないのだとひらきなおることができました。なぜならこの話の登場人物よりは私の方がずっとじょうしき人だからです。でも、だからといってこの話の登場人物にくらべて私がふつうだというわけではありません。もし私がこの話に入っても、まったくおかしくないし、むしろ、もっと話がおもしろくなる可能性だってあるでしょう。
 一五〇年もの間読みつがれてきた物語のなかで「ふつうじゃない」「非じょうしきな」登場人物たちは様々な時代の子供たちを楽しませてきました。一人の数学者がこれほどたくさんの個性ある登場人物を思いつき、それを存分に動かし、物語をすすめていく――それはとてもむずかしく、そのい業を成しとげた作者はすばらしくユーモアと想像力があったのだと考えます。そしてこれから一〇〇年でも子供たちを楽しませていくにちがいありません。

(注:作品では第2段落の太字の部分に傍点が振られています。――読書探偵作文コンクール事務局)
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◎最優秀賞
盛永 維さん(小3)

読んだ本――『グレイ・ラビットのおはなし』 アリソン・アトリー作 石井桃子/中川李枝子訳 岩波書店
グレイ・ラビットのおはなし (岩波少年文庫 (004))
グレイ・ラビットのおはなし

【受賞のことば】
 今回、わたしの作文が最優秀賞にえらばれた事は、まだ信じられません。わたしがこの作文で大事にしたところは、作者の気持ちになって考えるということです。作者のアリソン・アトリーは、小さいころから大自然の中で育っていて、わたしとはまったくちがい、自然や動物への思いもあまりよく分かりませんでした。だから、いろいろな植物のことを調べてみることにしました。今回は本当にありがとうございました。

【作品】
グレイ・ラビットに出てくる草花

もりなが ゆい

 わたしが、この本をえらんだきっかけは、前に同じ作者の「こぎつねルーファスのぼうけん」という本を読んで動物たちのやりとりの様子がおもしろかったので、この本をえらびました。作者のアリソン・アトリーは、イギリス生まれで、小さいころ森の中に住んでいたので、森の中で出合う小さな動物たちはアリソンの友だちでした。この本の中に出てくるウサギのグレイ・ラビットやリスのスキレル、野ウサギのヘアもアリソンの友だちをモデルに作られたお話だと思います。
 この本を読んでいくと、知らない植物がたくさん出てきたので、その中のいくつかを調べてみました。調べた植物は、スイカズラ、ラシャガキソウ、プリムローズ、キランソウの四つです。まず、始めにスイカズラです。これはグレイ・ラビットの朝ごはんの時に、ジャムで出てきます。わたしは、名前に「スイカ」と出ているからスイカのようなものだと思いました。じっさいに調べてみると、実は黒くて、黄色や白い花を咲かせ、甘いはちみつをもった花でした。また、薬に使われることが分かりました。そうぞうとまったくちがったのでびっくりしました。
 次は、ラシャガキソウです。これは、スキレルのしっぽにかけるブラシで出てきます。わたしはブラシに使われているから、とげとげしていると思いました。調べてみるとハリネズミのようなかたいとげのたくさんある実がなります。また、その実を使いおりものをけばだたせる起毛に使われます。
そして、プリムローズです。これは、ヘアがかぜをひいた時にかぜにきくおさけで登場します。わたしは、のみものに使われているから、少しあまい味がすると思っていました。じっさいに調べてみるとサクラソウ科の植物で本当にかぜ薬に使われていることが分かりました。また、薬になっているならわたしもかぜをひいた時に飲んでみたいです。
 さいごに、キランソウです。ヒキガエルにプレゼンドをとどける時に登場します。わたしは、名前に「キラン」と出ているからキラキラしていると思いました。調べてみると、いろいろなびょうきにきく薬で、地面にはりつくように広がることからジゴクノカマノフタといわれています。また、いろいろなびょうきにきくのでジゴクのカマにフタをすることからもこういわれています。初めにそうぞうしていたよりも、どんよりした意味のものにたとえられていてすこしがっかりしました。
 このように、作者は植物や動物になぜくわしいのか、理由を考えてみました。わたしは、作者が森に住んでいて動物や植物とふれあうことが多かったからだと思います。そうしているうちに、植物や動物にきょうみをもって、わたしと同じように調べたのかもしれないと思いました。もしかしたら、おばあちゃんやおじいちゃんに教えてもらったのかもしれません。
 このお話の中では、グレイ・ラビットやいろいろな動物たちが、イタチにつかまりそうになってしまったり、フクロウにしっぽをとられてしまったりながらも、人間と同じように力を合わせ、問題をかいけつしていきます。だから、わたしもつらいことやかなしいことがあってものりこえてほしいと思って作者はこの本を書いたと思います。
 この本には、まだたくさんの知らない植物が出てくるので調べていきたいです。

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 最優秀賞を受賞なさった3人のかたには賞状と5000円ぶんの図書カードをお送りいたします。
 あらためて、おめでとうございます!

読書探偵作文コンクール2016 優秀賞・ニャーロウ賞 全文掲載

 優秀賞を受賞なさったS・Nさん、渡辺彩也乃さん、南和奏さん、ニャーロウ賞を受賞なさった相良凛さんの作品全文をご紹介いたします。
 なお、最終選考結果につきましては、以下の記事をご覧ください。
読書探偵作文コンクール2016 最終選考結果発表!
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◎優秀賞
S・Nさん(小5)

読んだ本――『あのころはフリードリヒがいた』 ハンス・ペーター・リヒター作 上田真而子訳 岩波書店
あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520))
あのころはフリードリヒがいた

【作品】
「ぼく」とユダヤ人のフリードリヒは、小さいころは、平和にくらしていた。二人は、一九二五年生まれだった。二人は、同じアパートにくらしていた。「ぼく」は二階、フリードリヒの家族は、三階にくらしていた。
 が、ユダヤ人は、差別され、フリードリヒは、学校を転校することになってしまった。一九三四年のことだ。
 たんにんの、ノイドルフ先生の本心は、フリードリヒを転校させたくなかったが、転校させなかったら、自分が収容所につれていかれてしまうから、ユダヤ人に対してこうするしかないと思っていたのだと思う。
 さらに、ユダヤ人せん用の黄色いベンチも出てくるようになり、フリードリヒの女友達のヘルガが、ある日二人で出かけた時、そのベンチにすわってしまった。ふつう、だれかに見られたら、ヘルガは、収容所行きだ。一九四〇年のことだった。
 もし、私がヘルガだったら、彼女のようにあえて黄色いベンチにすわらなかったと思う。ドイツ人用の緑色のベンチにすわって、フリードリヒがすわれないということに気がついたら、黄色いベンチの所には行かずに立ってフリードリヒと話すと思う。ユダヤ人といっしょに遊びに出かけたことなどなんでもないというふうにフリードリヒや、回りの人にふるまっていただろう。
 一九四一年のことだ。「ぼく」がジャガイモをフリードリヒの家に届けた時にかくまわれていたラビを目げきしてしまった。ラビをかくまっていることを知られてしまうと、フリードリヒやお父さんもラビといっしょに犠牲になってしまう。だから、そのひみつを守れるかと、「ぼく」は問われた。「ぼく」は、「分からない、ぼくはどうすればいいのか。」と答えるばかりだった。もし、私が「ぼく」だったら、「ぼく」と同じように分からないと答えると思う。私も、きっと同じ言葉でしか、返すことができないと思う。
 そこで、このことから『アンネの日記』という本を思い出した。それは、アンネの家族がかくれ家で生活する時に、たくさんの人の協力が必要だった。そして、その協力した人たちも、命がけだったということだ。
 一九四二年になると、空しゅうがはげしくなり、みんなが地下ごうに入るようになった。ユダヤ人は、この時も地下ごうに入ることはできない。「ぼく」の家族は、ドイツ人だから地下ごうに入った。フリードリヒは入れないが、むりやり入ろうとした。その時、家主のレッシュ氏は、出て行けと言ったが、近くにいた、そう長が入れるようにと言った。だが、レッシュ氏は聞き入れず、フリードリヒは、追い出されてしまった。そして、フリードリヒは、死んだ。
 もし、私が、そう長だったら、フリードリヒを地下ごうに入れると思う。レッシュ氏の指図に従わないといけなくても、地下ごうに入れるように説得する。ドイツ人もユダヤ人も同じ人間だからだ。
 この本を読んでいる時に、もしも自分が、ユダヤ人だったらと考えてみたことがある。それは、想像以上のこわさで、考えることもつらくなってしまった。今が、「ぼく」やフリードリヒがいた時代ではないことが、とてもうれしい。私は、とても幸せだと思っている。
 ドイツ人の中でもユダヤ人のことがきらいだと、思っている人も、好きだと思っている人もいる。それはそれでいいと、私は思っている。が、きらいだから、ちがう人種だからといって差別したり、殺してしまったりするのは、よくないし、ゆるせない。あたりまえのことだ。
 そこで、私はお父さんに、そのころの状きょうのことをどう思うか聞いてみた。人は、平等に生きる権利があるのに、ユダヤ人というだけで差別をするのがゆるせない、と言っていた。
 私は、差別されたことはないが、いじめられたことがある。思い出したくもないひどい言葉を言われたり、ぶつかってきたりと色々、いやなことをされた。フリードリヒ達のような、「差別」と、私が経験した「いじめ」を比べれば、あきらかに、「いじめ」のほうがたえられると私は、思う。だが、私は、そのたえられる小さな「いじめ」が「差別」に近づく一歩なのだと思う。
 私は、フリードリヒの悲げきを忘れたくない。また、「ぼく」のフリードリヒを失ったくやしさも忘れたくない。

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◎優秀賞
渡辺 彩也乃さん(小3)

読んだ本――『ポリーとはらぺこオオカミ』 キャサリン・ストー作 掛川恭子訳 岩波書店
ポリーとはらぺこオオカミ (せかいのどうわシリーズ)
ポリーとはらぺこオオカミ

【作品】
ポリーとはらぺこオオカミのクリスマス

わたなべ さやの

 ある日オオカミはサンタクロースにばけてポリーをたべようと考え、そりにのりました。とちゅう、道でポリーにあいました。ポリーはオオカミのへんそうにきづかないふりをして、トナカイにこうぶつのしかせんべいをたくさん食べさせました。せんべいには、ねむり薬が入っていて、せんべいをたべたトナカイたちは、たちまちその場でねむってしまいました。おかげでサンタクロースにばけたオオカミは、ポリーの家にはたどりつけませんでした。
   ************
 サンタクロースにばけたオオカミは、やっとのことでポリーの家にたどりつき、正面げんかんから家の中に入っていきました。みんなはねむっていて、明かりがきえていました。ポリーのへやへいく、みちじゅんがわかりません。しかしリビングにあるクリスマスツリーのかざりがぼんやり光ってみえました。オオカミはツリーに近よって、プレゼントの箱を一つあけると、え本がはいっていました。オオカミはその本をよみはじめました。するとだんだんねむくなってきて、とうとういびきをかいてねむってしまいました。朝がきて、あわててオオカミは家をでました。ちなみにオオカミがよんでいた本は、「こどもをはやくねかしつけるほう方」というタイトルの本だったのです。
   *************
 オオカミは、こんどはえんとつからポリーの家にしんにゅうしました。
「やっぱりサンタは昔からえんとつからはいるものだ。」
 えんとつはつめたくて、しんぱいはいりませんでした。なわばしごを使ってやっと下までおりると、へやの中はまっくらでした。オオカミは手さぐりでドアをさがしあてましたが、いくらおしてもひっぱってもあきません。せまいへやの中をぐるぐる回ってほかの出口をさがしましたが、わからなくなり、つかれてあきらめてしまいました。実は、そのへやはまきおきばで、ふだんはぬすまれないように、外からかぎをかけてあったのでした。
   **********
 えんとつからはいってしっぱいしたオオカミは、直せつポリーのへやのまどをあけて、中にはいりました。ポリーはぐっすりねむっていました。
「うまそうだ。これをかければおいしくたべられる。」
 オオカミはさっそくポリーにコショウをたっぷりかけました。するとポリーがくしゃみをしました。あまりにもおおきなくしゃみだったので、おおかみはへやのかべに体をうちつけて、せぼねをおってしまいました。オオカミはせ中をさすりながら、はってさっきはいってきたまどから外に出ました。
「ちゃんとあるけるようになったら、あそびにきてね。」
とポリーはオオカミにいいました。
以上

(注:この作品は『ポリーとはらぺこオオカミ』を元にした二次創作です。――読書探偵作文コンクール事務局)
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◎優秀賞
南 和奏さん(小1)

読んだ本――『むこう岸には』 マルタ・カラスコ作 宇野和美訳 ほるぷ出版
むこう岸には
むこう岸には

【作品】
かわにはしがかかるといいな

みなみ わかな

「むこうぎしには、ぜったいいくんじゃないぞ」
「みてはだめ。わたしたちとちがうのよ。」
 おんなのこのおとうさんやおかあさんは、そういいます。わたしは、むこうぎしには、こわいひとがいるのかなとおもいました。だから、むこうぎしのおとこのこがぼうとをよういして、おんなのこがくるのをまっていたとき、どきどきしました。おんなのこが、むこうぎしにいくとき、かわをわたっていいのかなとふあんになりました。
 でもおとこのこのかぞくは、かみのけのいろやふくそうがおんなのことはちがったけど、やさしかった。たべるものもおとうさんのおしごともあそびかたもいっしょだった。おんなのことおとこのことともだちになれて、わたしはよかったなとおもいました。
 おんなのこのかぞくには、ともだちになったことはないしょにしてるけど、いつかみんなともだちになれるといいな。かわにはしをかけるというおとこのことおんなのこのゆめがかなうといいな。わたしも、じぶんとみためがちがってもともだちになれたらいいな。

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◎ニャーロウ賞
相良 凛さん(小1)

読んだ本――『ペットのきんぎょがおならをしたら……?』 マイケル・ローゼン作 トニー・ロス絵 ないとうふみこ訳 徳間書店
ペットのきんぎょが おならをしたら……?
ペットのきんぎょが おならをしたら……?

【作品】
ペットのきんぎょがおならをしたら。


 うちのいぬもげいをします。
 おすわりとかふせとかごろん。
 きんぎょのふわふわのなまえがへんでした。わたしだったら、らんとか、きんちゃんにします。
 ほえろといったら、くちからあわがでるとおもった。
 おならでえんそうできるようになったのが、すごいとおもいました。
 わたしだったらせかいにひとつだけのはなをおしえたいです。
 わたしはみぎみみにティッシュをいれてひだりみみからだせます。
 げいをいっぱいやっていたのでいぬからにげられるとおもいました。
 いぬにおならをぜんぶすいとられちゃったからおならがでなくなったとおもいます。
 えるびーはおならでえんそうできないとおもいます。どうしてかというと、まほうのきんぎょじゃないからです。
 おしまい

(注:この作品は、金魚鉢の形の冊子になっています。以下でご紹介するのは、ページごとに画像化したものです。各画像をクリックすると、拡大してご覧になれます。――読書探偵作文コンクール事務局)

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 優秀賞を受賞なさったかたには賞状と1000円ぶんの図書カードを、ニャーロウ賞を受賞なさったかたにはニャーロウからの賞状とプレゼントをお送りいたします。
 あらためて、おめでとうございます!