2019年12月10日

読書探偵作文コンクール2019 優秀賞・ニャーロウ賞 全文掲載

 優秀賞を受賞なさった盛永維さん、相良凜さん、棚瀬準三さん、ニャーロウ賞を受賞なさった相良杏さんの作品全文をご紹介いたします。
 なお、最終選考結果につきましては、以下の記事をご覧ください。
読書探偵作文コンクール2019 選考結果発表!

(注:応募者の作文は原則としてそのまま掲載していますが、表記ミスと思われるものを一部修正している場合があります。――読書探偵作文コンクール事務局)
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◎優秀賞
盛永 維さん(小6)

読んだ本――『記憶の国の王女』 ロデリック・タウンリー作 布施由紀子訳 徳間書店
記憶の国の王女
記憶の国の王女

【作品】
「読むというすてきな冒険」


「来たぞぉぉぉぉ! 読者だ!」オレンジ色の鳥がそう叫んで、高く舞い上がりました。
「ほぉぉぉんが開くよぅぅ!」ウシガエルがうめくように言いました。「開くよぅぅぅ! ほぉぉぉんが開くぅ!」
 登場人物たちは、閉じていた本の中で、持ち場のページを移動して生活していた。彼らは、本を開く読者を待っていたのだ。そして、このかけ声で自分の登場するページに大急ぎ向かって行く。『とてもすてきな大きなこと』という本は、このかけ声で物語が始まる。本の中に出てくる本の主人公シルヴィ姫は、ある日読者のクレアが本を開いたまま眠ってしまった時、その夢の中に入りこんでしまう。そして、クレアのおばあさんでこの本の最初の読者、藍色の目の女の子に出会う。しかし、本は火事で焼けてしまい、シルヴィたちは物語に登場する魚に乗って、再びクレアの夢の中に逃げる。それから、シルヴィたちは藍色の目の女の子に助けられ、山で生活を始める。一方新しい王国では、道化師のピングリーが王になり王国は荒れてしまう。そして、シルヴィたちもクレアの夢の中にだんだんと出てこなくなり、クレアも年老いていく。そこでシルヴィはクレアの心の中に入り、本のことを思い出させる。それから、クレアの娘のリリーの夢の中に入ったシルヴィは、リリーに新しい物語を作ってもらい、新しい王国を作り上げる。
 この本を読んで、シルヴィ、藍色の目の女の子、クレア、リリーにとっての『とてもすてきな大きなこと』とはどのようなことか考えてみることにした。
 シルヴィは、王国を抜け出して、新しい世界を冒険するのが大好き。クレアの夢の中に入り、いっしょにどろんこになったり、岩から落ちて目の見えないフクロウに助けてもらったり。シルヴィは、本が開くと、生き生きと動き出す。そのため外の世界の危険を知っていても、冒険することが彼女にとって『とてもすてきな大きなこと』なのだ。
『とてもすてきな大きなこと』の最初の読者、藍色の目の女の子は、この本をとても気に入り、何度も何度も繰り返し読んだ。シルヴィはきっとその時読者を本の中から見上げてしまい、きれいな藍色の目が印象に残って、藍色の目の女の子と呼んでいるのだろう。おばあさんになっても、孫のクレアにこの本を読んでもらうのは、小さいころ持っていたシルヴィへのあこがれが忘れられないからだ。そして、クレアがこの本のことを大人になっても覚えていたのは、二人がこの時間をとても大切にしていたからだろう。二人にとっての『とてもすてきな大きなこと』は、この本を読むことだった。それから、クレアの娘リリーもクレアの話を聞いていくうちにこの本を好きになっていった。そして、リリーにとって『とてもすてきな大きなこと』である作家という仕事で改訂版『とてもすてきな大きなこと』を書き、夢に大きく近づくことができた。この本は、長い年月を経て、何代にもわたって家族をつないだのだ。
 記憶は、実際に存在する物でも、空想で作り上げた物でも、その記憶の持ち主が、他の人につなぐことができれば、永遠に残される。それでもきっと、初めの持ち主の記憶とは大きく変わってしまっているだろう。けれど、記憶の持ち主が他の人につなぐことができなければ、それまで長い間受けつがれてきた記憶が途切れてしまうのだ。この本が元の題名『とてもすてきな大きなこと』ではなく『記憶の国の王女』になったのは、多くの読者の記憶をつないだシルヴィを通して、この本を読む私たちに記憶が受けつがれるということの素晴らしさを伝えるためではないかと思う。
 私にとっての『とてもすてきな大きなこと』を見つけるために、私はまた本を開く。
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◎優秀賞
相良 凜さん(小4)

読んだ本――『名探偵テスとミナ 黒ネコの絵のひみつ』 ポーラ・ハリソン作 村上利佳訳 文響社
名探偵テスとミナ 黒ネコの絵のひみつ
名探偵テスとミナ 黒ネコの絵のひみつ

【作品】
「プラムチェスター新聞」


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◎優秀賞
棚瀬 準三さん(小2)

読んだ本――『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』『アームストロング 宙飛ぶネズミの大冒険』『エジソン ネズミの海底大冒険』 トーベン・クールマン作 金原瑞人訳 ブロンズ新社
リンドバーグ: 空飛ぶネズミの大冒険         アームストロング: 宙飛ぶネズミの大冒険
リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険 アームストロング 宙飛ぶネズミの大冒険
エジソン ネズミの海底大冒険
エジソン ネズミの海底大冒険

【作品】
「すばらしい発明家」


 ぼくは、先生の大好きな本を読んだ。『リンドバーグ』、『アームストロング』、『エジソン』っていうよ。

 『リンドバーグ』
 ぼくのゆめは、パイロット。だから、小ネズミが空をとべるか、ずっとドキドキしっぱなし。小ネズミは、かしこいから、部品をいっぱいさがして、道具をいろいろつかった。
 そして、ぼくの大すきなひこうきを、一人で作ったんだ。
 フクロウは、ネズミを食べるから、小ネズミをねらっていた。雨の方が、フクロウがいない。すがたもかくれる。だから、小ネズミは、がんばってりりくした。
 目的地までとんだ、いのちしらずのパイロットは、とってもかっこよかったよ。

 『アームストロング』
 ぼくは、たんさきの「はやぶさ2」がすき。だから、小ネズミの作るロケットに、とってもワクワクした。またまた、かしこい小ネズミ。部品をいっぱいさがして、道具をいろいろつかった。そして、ロケットを、一人でかんせいさせたんだ。
 「ひゃー。」
 人間と犬においかけられたけど、ギリギリセーフで、はっしゃさせた。
 月から石を一つ持ち帰った、ゆう気あるうちゅうひこうし。かしこいネズミには、できないことはないんだね。

 『エジソン』
 ぼくの家にも、魚がたくさんいるから、表紙を見ただけで、ワクワクした。またまた、またまた、かしこい小ネズミ。部品をいっぱいさがして、道具を色々つかった。そして今度は、二ひきで力を合わせて、せん水かんを作り上げたんだ。魚の形にしたのは、魚をびっくりさせないためかな。
 海のそこまで行けた、ゆうかんなせん水し。とっても、ほこらしい。
 やっぱり、きみは、すばらしい発明家だね。次は、何を作るのかな。今度、こっそり、ぼくに教えに来てね。

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◎ニャーロウ賞
相良 杏さん(小2)

読んだ本――『すてきって なんだろう?』 アントネッラ・カペッティ文 メリッサ・カストリヨン絵 あべけんじろう、あべなお訳 きじとら出版
すてきって なんだろう?
すてきって なんだろう?

【作品】
「すてきってなんだろう?」


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 優秀賞を受賞なさったかたには賞状と1000円ぶんの図書カードを、ニャーロウ賞を受賞なさったかたにはニャーロウからの賞状とプレゼントを、来春開催を予定している授賞式で贈呈いたします。
 あらためて、おめでとうございます!

2019年12月01日

読書探偵作文コンクール2019 最優秀賞 全文掲載

 最優秀賞を受賞なさった森小久良さん、蛭田モモさん、小八重琴子さんの受賞のことばと作品全文をご紹介いたします。
 なお、選考結果につきましては、以下の記事をご覧ください。 
読書探偵作文コンクール2019 選考結果発表!

(注:応募者の作文は原則としてそのまま掲載していますが、表記ミスと思われるものを一部修正している場合があります。なお、このページの作品は絵入りや詩の形式などレイアウトに特徴があるため、作文の画像も掲載しています。――読書探偵作文コンクール事務局)
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◎最優秀賞
森 小久良さん(小5)

読んだ本――『囚われちゃったお姫さま』パトリシア・C・リーデ作 田中亜希子訳 東京創元社
囚われちゃったお姫さま―魔法の森〈1〉 (sogen bookland)
囚われちゃったお姫さま

【受賞のことば】
「え? 本当?」受賞したと聞いた時、すぐに信じられなくてとてもびっくりしました。すごくうれしかったです。私は本を読むのは大好きだけど、文章を書くのが苦手です。だから、本当に面白い本なのにこの本の楽しさが伝わったかどうか心配でした。でも、受賞して面白さ、楽しさが伝わったんじゃないかなと安心しました。ありがとうございました。これからもワクワクする本を読んでいきたいです。

【作品】
「夢中になっちゃった 五年生」


 私の住んでいる街に、去年大きな図書館が開館しました。本棚が奥までずらっと並んでいて、その間や窓ぎわに沿ってたくさんの机といすがあります。そこでゆっくり本を読むことができます。私のお気に入りの場所は、外国の本の棚の奥にある、丸い柱の周りをくるりと囲んでいるベンチです。
 その日も柱にもたれて、大好きなちょっと怖い本を読んでいました。顔を上げた時、目の前の本棚に並んでいる分厚い本が気になりました。
  囚われちゃった
  お姫さま
 背表紙の題名が二行で書かれるくらい厚いのです。でも、色がとてもかわいかったので、すぐ手に取っていました。表紙には、元気そうな女の子とドラゴンが描かれています。ドラゴンの目にはまつ毛があるので、きっと女の子のドラゴンに違いない!表紙を見たとたんに夢中になっちゃったのです!
 このお話は、誰でも思い浮かべるおとぎ話の世界ですが、登場するお姫様や王子様がちょっと変なのです。お姫様として必要なあらゆるたしなみの勉強なんて、退屈でうんざりしているシモリーン。こっそり剣術、魔法、ラテン語、料理などお姫様らしくない事をしていると、ハンサムなだけで退屈な王子と結婚させられそうになります。もちろんシモリーンは逃げ出して、自分からドラゴンの囚われの姫になってしまいました。だってドラゴンの囚われの姫になるのって、カンペキに尊敬される行為だから!!
 さて、この後は当然いろいろな事が起こります。登場人物達が個性的で思わずニヤリとしてしまうのです。なぜかというと、有名なおとぎ話のエピソードがたくさん散りばめられていて、それに気づいたときになんだか嬉しくなっちゃいます。私が、特に気に入っているのは『巨人の三つの願い』のところ。シモリーンの賢さには驚くばかりです。「年とって寿命で死ぬ」なんて、おとぎ話には出てこないでしょう。それで全員納得できるように話をまとめてしまうのですから。
 アリアノーラが囚われの姫になったいきさつなんて、いったいいくつのお話が隠れているの! 普通石になったら動けないのに、石の王子は動けてるし! そんなありきたりでないワクワクする展開が繰り広げられていきます。
 この本を、めいっぱい楽しむには「どれだけ元ネタのお話を知っているか?」だと思います。この楽しさは一度読んだだけではわからないでしょう。私は、お姫様の物語をたくさん読んだけどこんな物語もあるなんて……もっともっとお姫様の本を探して読みたいです。そうすると、またこの本を読んだ時に新しいネタを発見できるかもしれません。でもその前に、まずはこのお話の続きです。実は『魔法の森』シリーズはあと3冊あります。まだまだ私の楽しい時間は終わりそうにありません。
 最後に、これからこの本を読もうと思っている人にアドバイスです。休み時間の教室では絶対に読まないで下さい。読んでいる時のあなたの顔は絶対にニヤニヤしているはずです。ひょっとしたらおかしな声を出して笑ってしまうかもしれませんよ。友達から変な目で見られるかもしれないので、読む時は気を付けて下さいね。

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※4枚目イラスト部分
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最優秀賞
蛭田 モモさん (小3)

読んだ本――『スガンさんのヤギ』アルフォンス・ドーデ文 エリック・バテュー絵 ときありえ訳 西村書店
スガンさんのヤギ
スガンさんのヤギ

【受賞のことば】
 さいゆうしゅうしょうのおしらせを聞いて、わたしもお母さんもおどろきました。とてもうれしいです。『スガンさんのヤギ』をよんで、いちばん心にのこっているのは、スガンさんがかえるようによんだのに、ブランケットはかえらないで、おおかみとたたかって、くわれてしまったことです。そのときの、ブランケットのきもちをかきました。

【作品】
 「よかったの、ブランケット」


 つまらなかったね、
 ブランケット。
 かこいの中で、
 くいやひもにつながれて、
 山をながめながら、
 くさをたべていた。

 よかったね、
 ブランケット。
 スガンさんのところから
 だっしゅつできて。

 よかったね、
 ブランケット。
 小さな女王のように
 むかえられて
 森じゅうがうっとりした。

 よかったね、
 ブランケット。
 かもしかたちに
 一ばんいいのぶどうを
 わけてもらった。

 よかったの、
 ブランケット。
 かぜがつめたくなって
 山のむこうで
 とおぼえがきこえた。

 よかったの、
 ブランケット。
 スガンさんの
 ラッパがさけんでいる。

 よかったの、
 ブランケット。
 かいぶつのようなおおかみが
 たたかうまえから
 あじみをしている。

 たいへんだったね、
 ブランケット。
 一ばんじゅう
 10回いじょうも
 ゆうかんに
 つのでたたかった。

 でもたべられてしまった。

 くやしかったね。
 かなしかったね。

 よかったの、
 ブランケット。

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◎最優秀賞
小八重 琴子さん(小1)

読んだ本――『詩ってなあに?』ミーシャ・アーチャー作 石津ちひろ訳 BL出版
詩ってなあに
詩ってなあに?

【受賞のことば】
 ママに「さいゆうしゅうしょうだよ」ってきいたとき、びっくりして、パッとでんきがついたみたいに、おでこがあつくなりました。それから、だんだんうれしくなって、おどってしまいました。
 わたしは、おはなしするのはじょうずじゃないけれど、さく文は、ゆっくりかんがえてかけるのがいいです。この本をよんで、ほかにもたくさん詩をつくりました。これからも、いろんな本をよみたいです。

【作品】
   詩をつくる

 「詩ってなあに?」というえほんをよんで、わたしも詩をつくってみたくなった。えほんでは、ダニエルがこうえんのいきものに「詩ってなあに?」ときいていた。そしたら、クモとかリスとかカエルが、こんなふうにこたえた。
 詩っていうのは、
・あさつゆのきらめき
・おちばのかさこそとなるおと
・ぴょんっととびこみたくなる
 ひんやりとしたみず
 ほかにもいろいろないきものが詩のことをおしえてくれて、わたしは、いいなぁとおもった。うちには、キキくんというさかながいるけど、ぜんぜんしゃべらない。だから、きくかわりによくかんさつした。そうしてつくったのが「キキくんの詩」です。

   キキくんの詩

 しっぽは くさみたいに
 やわらかそう
 からだは あかとむらさきで
 きらっとひかる
 すいすいおよいで ストップ
 すいすいおよいで ストップ
 ほねは ひらがなの
 「へ」のかたち

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 最優秀賞を受賞なさった3人のかたには、来春開催を予定している授賞式で、賞状と5000円ぶんの図書カードを贈呈いたします。
 あらためて、おめでとうございます!

2019年11月20日

読書探偵作文コンクール2019 最終選考会レポート&総評

 今年の最終選考会のもようをお伝えします。

 当日は3名の最終選考委員が、1次選考を通過した13作品を1作品ずつ検討していきました。話し合いを重ねた結果、最優秀賞3作品、優秀賞3作品、ニャーロウ賞1作品が選ばれました。
 入賞した7作品については、後日、こちらのサイトで全文を掲載する予定です。
 最終選考委員のみなさんから、1次選考を通過した作品それぞれへの感想やアドバイスをいただきましたので、ぜひ、これから文章を書くうえでの参考にしてください。


小八重 琴子さん(小1)
読んだ本――『詩ってなあに?』 ミーシャ・アーチャー作 石津ちひろ訳 BL出版

詩ってなあに

ないとう「そもそもが、詩とはなにかをテーマにした珍しい絵本なのですが、その内容をかみくだいて自分のものにしています。さらにそのあと詩を書いていて、その詩がすごくいい。詩というのは、ものごとをよく見ることからはじまるんだということがわかります。魚のキキくんへの愛情もつたわってきました」
宮坂「詩がいいですね。本をきっかけに詩について考え、自分でもつくってみたくなり、そして実際につくってみたようですが、言葉選びの感性がみずみずしく、くりかえしのリズムもよくて、とても楽しかったです。最後の「ほねは ひらがなの「へ」のかたち」などの言い回しも独特。キキくんはなんの魚なのだろうと、こちらも想像力をかきたてられました」
越前「最後の詩がすばらしい。リズムがよくて、音と映像の両方を感じさせる詩です。本を読んでなにか実践してみるというのは、よくあるパターンですが、すがすがしいくらい素直で一直線な文章で、余計なことが書かれていないところがすごくいいですね。箇条書きになっているところも、とてもよく要約できていて、本の内容を自分のものにしていると思います」


棚瀬 準三さん(小2)
読んだ本――『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』『アームストロング 宙飛ぶネズミの大冒険』『エジソン ネズミの海底大冒険』 トーベン・クールマン作 金原瑞人訳 ブロンズ新社

リンドバーグ: 空飛ぶネズミの大冒険 アームストロング: 宙飛ぶネズミの大冒険 エジソン ネズミの海底大冒険

宮坂「文体に独特のリズムがあり、読んでいて楽しい作文でした。体言止めや「〜したんだ」などの語尾が効果的に使われています。シリーズ3作とも、どんなところにわくわくしたのか理由を書き、そのあとに本の内容を説明するというパターンで統一もとれていますね。おまけの絵もかわいくて、乗り物が大好きなことがつたわってきました」
越前「体言止めや簡潔なリズムなど、読む側をひきつける書きかたができています。語りかける調子が心地よく、最後までいっきに読ませる作文でした。絵については、話とのつながりが見えないところがちょっと残念で、もう少し工夫があればもっとよかったですね」
ないとう「「またまた」の積み重ねなど、全体的に昔話のような書きかたをしているのは、たくさん読んだり読み聞かせをしてもらったりして、体のなかにリズムがしみこんでいるからなのかもしれませんね。長い3冊の本を手際よくまとめながら、自分の感情もうまく織りまぜていて、ページをめくっているときのドキドキ感がよくつたわってきました」


相良 杏さん(小2)
読んだ本――『すてきって なんだろう?』 アントネッラ・カペッティ文 メリッサ・カストリヨン絵 あべけんじろう、あべなお訳 きじとら出版

すてきって なんだろう?

越前「図式化してまとめるうまさを感じました。本の内容のまとめにもなっていながら、自分なりに読み取ったことをうまく合わせて結論をだすというつなぎかたが、とても楽しいです。右側の20歳のところにはわらいました。20歳のつぎが70歳というところもおもしろい。普段おじいちゃんおばあちゃんと楽しく遊んでいるのかな、と感じました」
ないとう「この絵本は文章量も多めで哲学的なところもあり、むずかしいかな?とも思うのですが、かわいい絵で図式化して自分なりにまとめた、その発想がいいですね。お酒のところはやはりおもしろい。自分の書きたいことを書いていることが感じられました。小学生にとっては、20歳から70歳までひとまとめになるのかな。絵もふくめて「すてき」ということが表されていてよかったです」
宮坂「「すてきマップ」というネーミングがいいですね。実際のマップのように、大事なポイントをはずさず、本のなかの「すてき」の意味をすっきりまとめています。自分にとっての「すてき」も年齢順に考えていて、その自由な発想に好感をもちました。最後に、主人公のいもむしの「すてき」について想像しているのもよかったです」


大恵 朱実さん(小2)
読んだ本――『もう、おおきいからなかないよ』 ケイト・クライス文 M・サラ・クライス絵 福本友美子訳 徳間書店

もう、おおきいからなかないよ

ないとう「素直な文章で、絵本の内容をそのまま自分のことに置き換えていることがつたわってくる作文です。子供にとって泣かなくなるということは、大きくなったな、と実感することなのでしょうね。でも、泣いてもいいんだよ、と言ってもらえることは、愛されていると感じることなのだと思います。幸せな親子関係がうかがえて、読んでいて心がほのぼのしました」
宮坂「赤ちゃんじゃないのだから泣きたくない、という気持ちがありながら、泣いてもいいというアドバイスをお母さんからもらったり、うれしくても泣くことがあると本やお母さんの話から知ったりしたことで、泣くことについて考えをめぐらせたことがつたわってきました。最後の言葉どおり、うれし涙の多い人生をおくってほしいなと思いました」
越前「自分の思いが正直に書かれていて、「生きている感」がつたわってくる素直な作文。わかりやすい言葉をつかっているところもよかったです。読んだ本との関係がちょっと見えづらい部分もありましたが、これだけ素直に、気持ちをストレートに書けている作文は、なかなかないと思います」


三原 真理愛さん(小3)
読んだ本――『おもちゃ屋へいったトムテ』 エルサ・ベスコフ作 菱木晃子訳 福音館書店

おもちゃ屋へいったトムテ (世界傑作童話シリーズ)

宮坂「この本との出会いを書いた冒頭部分が、物語で人形と少年が出会うシーンに似ていて、うまい書き出しだなと思いました。あらすじの紹介もわかりやすく、自分のおじいちゃんとのエピソードも丁寧に描かれています。助け合うことの大切さに気づけたのもよかったですね。ときどき勢いに走って文章がねじれているところもありましたが、締めの言葉にはしびれました」
越前「言葉がとても豊かで、気のきいた表現やむずかしい表現が多く使われています。普段からたくさん文を読み、たくさん書いていることがうかがえる作文でした。もう少し段落分けがしっかりできていたらなおよかったと思いますが、最後の部分もきれいにまとまっていて、工夫がありますね」
ないとう「大人びた文章が書けることに感心しました。自分の体験を織りまぜて書くかたちの感想文ですが、おじいちゃんの話が少し長いかな。でも、うまく本の内容とからめていて、とても生き生きと書かれていますね。自分で物語が書けそうなお子さんだなと思いました。これからもたくさん本を読んで、たくさん文を書いてほしいです」


蛭田 モモさん(小3)
読んだ本――『スガンさんのヤギ』 ドーデ作 ときありえ訳 西村書店

スガンさんのヤギ

越前「本の中身はよくわからないのですが、心地よく読める作文で、読んでいる人をひきつける力強さがあります。語りかけの形式がとてもうまくいっていて、「よかったね」「よかったの」の書き分けもおもしろい。形式がすごくいいですね」
ないとう「登場人物に対して詩のように呼びかけている作文で、新しい形式ですね。最後のところに衝撃を受けて、本を読みたくなりました。「よかったね」「よかったの」の書き分けに、巧まざるユーモアを感じます。もとの絵本は、このような形式ではないのですよね。自分なりの形にまとめているところがクリエイティブです」
宮坂「もとの本自体が、不穏な空気を感じさせる哲学的な話ですが、その雰囲気が作文からもつたわってきました。ヤギへの呼びかけの文章と作中の事実をのべる文章をくりかえすことで、内容もわかるようになっていて、形式も工夫されていますね。最後のヤギへの問いかけは、自分にも問いかけているようで、全身で作品を受けとめたことがわかりました。とても印象的です」


相良 凜さん(小4)
読んだ本――『名探偵テスとミナ 黒ネコの絵のひみつ』 ポーラ・ハリソン作 村上利佳訳 文響社

名探偵テスとミナ 黒ネコの絵のひみつ

ないとう「壁新聞タイプの作品ですが、すごくよくできています。下のほうに広告があったりして、細部もおもしろい。広告の口調まで書き分けているのですよね。インタビューもよく書けていますが、わたしは周囲の細かいところに目を奪われました。全体から「テスミナ」が大好きという気持ちがつたわってきます」
宮坂「新聞形式で物語の内容をつたえているのがユニークですね。主人公たちへのインタビューと犯人のコメントで、事件の内容がわかります。そのほかのおまけの部分も物語からヒントを得て書かれていて、作品を楽しみ、そこから想像をふくらませたことがよくつたわってきました」
越前「壁新聞タイプのものはこれまでにもありましたが、そのなかでもいちばんおもしろかったですね。もとの本を読みたくなりました。新聞づくりを楽しんでいるのがよくわかり、本はデジタルになっている時代ですが、手作りのアナログもいいなと改めて感じさせてくれました。新聞のすみっこには星座占いなどいろいろ書かれていて、細かい部分まで読みたくなります。本も新聞も読みたくなる楽しい作品」


大恵 貴子さん(小4)
読んだ本――『この計画はひみつです』 ジョナ・ウィンター作 さくまゆみこ訳 すずき出版

この計画はひみつです

宮坂「本を読んだきっかけ、内容、感じたことや考えたことが、要点をおさえた論理的な文章で書かれています。広島と長崎の原爆は種類がちがったことに着目するなど、考察がするどいですね。最後の戦争反対の主張は、とても頼もしく感じました。大事なことをすっきりと簡潔にまとめていて、強い思いがつたわってくる作文です」
越前「文章力がありますね。段落分けもうまく、いっきに読ませる作文です。自分の体験にひきつけていく構成はよくありますが、そこできちんと歯止めがかかり、自分のことばかりを述べずに本との関係を意識して最後まで書いているところがいいですね」
ないとう「出だしがいいですね。タイトルから想像した内容とちがっていたという衝撃がしっかりと書かれています。本の内容自体はそれほど書かれていませんが、あとがきまできちんと読んだことがよくわかります。しっかりした文章で書かれていますね。おばあちゃんのエピソードを読んで、身近な人から体験を聞くのは大事なことなのだなと思いました」


森 小久良さん(小5)
読んだ本――『囚われちゃったお姫さま』 パトリシア・C・リーデ作 田中亜希子訳 東京創元社

囚われちゃったお姫さま―魔法の森〈1〉 (sogen bookland)

越前「とてもいいですね。いちばんいいのは、しっかり力強く読み手に語りかけていることです。この本をおもしろいからぜひ読んでもらいたい、という姿勢が全体に貫かれている。読む側をひきつける構成力もあるし、パロディっぽいタイトルのつけかたも楽しいですね。おもしろいと思ったことを素直につたえています」
ないとう「本との出会いからはじまり、作文全体が物語になっていますね。読書を楽しむ女の子像が浮かびあがってきました。背表紙の絵まであって、物としての本のよさにもひきつけられたことがつたわってきます。本の内容に関しては、読まなきゃよくわからないところもありますが、それが逆に読みたい気持ちにもさせてくれます。どれかひとつのエピソードを選んで、くわしく説明してもよかったかもしれません」
宮坂「表現力が豊かで、その場面が実際に頭に浮かんでくる文章です。背表紙の題名が二行で書かれていることに気づくなど、観察眼もするどいですね。内容もよくまとまっていますし、これから読む人へのアドバイスまであるところもいい。自己満足で終わらずに、作文を読む人、本を読む人のことを意識していることに好感がもてました。タイトルもウィットに富んでいますね。この本を読みたいと思わせてくれる作文です」


Koharuさん(小5)
読んだ本――『火のくつと風のサンダル』 ウルズラ=ウェルフェル作 関楠生訳 童話館出版

火のくつと風のサンダル (子どもの文学―青い海シリーズ)

ないとう「お話が全体としてうったえていることをきちんとひろっていて、よく書けている作文です。「自分はそういう気持ちになれないと思う」という感想と自分が勇気を出した体験談が、ややぶれているように読めるので、遠慮しないで最初からがんばった話を書くと、読んでいる人にもよりつたわりやすくなりますよ。内容をしっかり読み取って書けているところがいいですね」
宮坂「結論をまずもってきて、そのあとで経緯を説明するというやり方がうまいですね。読み手をひきつけます。あらすじ、自分だったらという考え、自分の体験、と書いていく流れもスムーズで、締めの言葉も決まっています。完成度が高くて、見本的な作文だと思いました」
越前「段落分けや導入の仕方などがとてもよくできていて、読書感想文らしい作文です。ちょっと自分の話にいきすぎているところがあって、いいたいことを簡潔につたえきれていないように感じる部分もありましたが、まとめかたもとてもうまいですね」


鈴木 結菜さん(小5)
読んだ本――『ミオととなりのマーメイド1 人形になれるのはヒミツ。』 ミランダ・ジョーンズ作 浜崎絵梨訳 ポプラ社

ミオととなりのマーメイド 人魚になれるのはヒミツ。: 人魚になれるってヒミツだよ (ミオととなりのマーメイド 1)

宮坂「二次創作からはじまって、主人公への手紙、漫画の3部構成。この物語を楽しみつくしていることが感じられました。内容的にはわかりにくいところもありましたが、大好きという気持ちはよくつたわってきました。こんなに読者に愛されたら、作者も訳者もうれしいでしょうね。これからもどんどん書いて、文章力をつけてほしいと思います。今後に期待」
越前「粗削りだけど、圧倒的。作品の世界を徹底的に楽しんでいるのがわかります。内容はちょっとわかりにくかったけれど、作品への情熱を感じました。いちばんよく書けていたのは手紙だと思います。これから、自分の気持ちをほかの人につたえていく技術をどんどん学んでほしいですね」
ないとう「二次創作というのは、基本的にその話を読んだ人向けのものなので、多少わかりにくいのは仕方ないかなと思います。さんごの話は、完全にオリジナルなのですね。着眼点がいいですね。物語への圧倒的な情熱が感じられて、1冊の本をこれだけ楽しんでもらったら、作者も訳者も幸せだろうなと思いました」


富井 晴日さん(小6)
読んだ本――『トムは真夜中の庭で』 フィリパ・ピアス作 高杉一郎訳 岩波書店

トムは真夜中の庭で (岩波少年文庫 (041))

越前「構成がしっかりしていて、よく書けています。とくに要約がうまいですね。読んでいない人にも、とてもわかりやすく書かれています。きちんとテーマに着目して、細かいところまで深い読み取りができていることもつたわってくる作文でした」
ないとう「ロジカルに書かれています。いいなと思ったのは、自分の解釈の理由をきちんと書いているところ。簡単にまとめられる話ではないのですが、全体がよくわかり、まとめかたが上手ですね。欲をいえばもうひとつ突っ込んだところがほしかったかな。自分がおお!と思ったところを探しだして入れてみると、キラッと光る作文になると思います」
宮坂「きちんと順序だてて物語を紹介して、わかりやすくまとめていますね。作中からの引用がいくつかありましたが、ちょっと多すぎるかなと思う反面、説得力も生まれているように感じました。もう少し引用の使いかたを工夫すると、なおよくなるかもしれません。論文調の、しっかりと書かれた作文です」


盛永 維さん(小6)
読んだ本――『記憶の国の王女』 ロデリック・タウンリー作 布施由紀子訳 徳間書店

記憶の国の王女

ないとう「この本はちょっとメタフィクショナルで複雑なのですが、その構造をかなりうまくまとめていますね。ただ、相当ややこしい話なので、むずかしかったと思います。たとえば「シルヴィ」をすべて「シルヴィ姫」にするなど、ちょっとした工夫をすることで、読み手はストーリーを追いやすくなりますよ。でも、とてもよくまとまっているし、記憶というものについて、最後に自分の言葉でまとめているのもいいですね」
宮坂「ちょっとわかりにくいところもありましたが、とても複雑な物語をしっかり理解していることがつたわってきました。それぞれの登場人物について自分なりに分析して考え、それを最後の結論にもっていっているところなど、深く読みこんでいることがうかがえます。最後の一文もかっこいいですね」
越前「難解な世界観をかなりわかりやすく説明していて、小学生にしてはすごいと思います。後半は独特な視点で話が展開しますが、自分の話にひきつけすぎず、これから読む人に向けて書いているところがいいですね。自分語りはしていないのに、自分のことがにじみでている。作品を自分のものにしていることがつたわってきました」


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【総評】

越前 「今年も楽しい作文をたくさん読ませてもらいました。ありがとう。最優秀賞と優秀賞のあいだには、ほとんど差はなく、すばらしい作品ばかりです。学校で教わった形どおりに書くだけでなく、その本のおもしろさを伝えるためにいちばんふさわしい形で書く練習を、ぜひこれからもつづけていってください」

ないとう「作文、詩、二次創作、新聞形式のもの、リスト形式のもの、挿絵つき、マンガつき……。小学生部門は今年もバラエティ豊かな作品が集まり、じーんとしたり、声を出して笑ったりしながら楽しく拝読しました。最終的には、その本を読んで感動したり驚いたりした気持ち、この本のことをほかの人にも伝えたいという気持ちが強く伝わってくる作品が入賞を果たしました。でも一次審査を通過した作品はどれも粒ぞろいだったので、賞にもれたみなさんもどうかがっかりしないでくださいね。またすばらしい本と出会って、来年も読書探偵として活動してくださるのをお待ちしています!」

宮坂「感想文、二次創作、詩、手紙、新聞など、今年もいろんな形式で物語のおもしろさを伝えてくれていて、読むのがほんとうに楽しかったです。みなさん、さすが、おもしろい本をさがす「読書探偵」のなかまですね! ぜひまた次の一冊をもとめて、世界に通じる広大な読書の海に飛びこんでくれたらうれしいです。」
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 今年もすばらしい作品をおよせくださったみなさん、ありがとうございました。
 今後はこちらのサイトで、みなさんが読まれた本を順に紹介していく予定です。お楽しみに。
 また、中高生部門のサイトでも、コンクールの結果や入賞した作文の全文が公開される予定ですので、ぜひご覧ください。
 来年もたくさんのご応募をお待ちしております!

2019年11月15日

読書探偵作文コンクール2019 選考結果発表!

 お待たせしました! 読書探偵作文コンクール2019の選考結果を発表いたします。

 今年は101作品の応募があり、第1次選考で13作品が選出されました。11月10日に行われた最終選考会で、選考委員の越前敏弥さん、ないとうふみこさん、宮坂宏美さんにじっくり話し合っていただいた結果、7作品が入賞作に選ばれました。入賞されたみなさん、おめでとうございます!

 以下に、入賞者ならびに第1次選考通過者のみなさんのお名前を掲載いたします。(ご本人の希望により、一部お名前をペンネームで記載してあります。)

★最優秀賞★ 森 小久良さん(小5) 「夢中になっちゃった 五年生」
 読んだ本:『囚われちゃったお姫さま』
★最優秀賞★ 蛭田 モモさん(小3) 「よかったの、ブランケット」
 読んだ本:『スガンさんのヤギ』
★最優秀賞★ 小八重 琴子さん(小1) 「詩をつくる」
 読んだ本:『詩ってなあに?』

☆優秀賞☆ 盛永 維さん(小6) 「読むというすてきな冒険」
 読んだ本:『記憶の国の王女』
☆優秀賞☆ 相良 凜さん(小4) 「プラムチェスター新聞」
 読んだ本:『名探偵テスとミナ 黒ネコの絵のひみつ』
☆優秀賞☆ 棚瀬 準三さん(小2) 「すばらしい発明家」
 読んだ本:『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』『アームストロング 宙飛ぶネズミの大冒険』『エジソン ネズミの海底大冒険』

◎ニャーロウ賞◎ 相良 杏さん(小2) 「すてきってなんだろう?」
 読んだ本:『すてきって なんだろう?』

●第1次選考通過●
富井 晴日さん(小6) 「かわらないたった一つのもの」
 読んだ本:『トムは真夜中の庭で』
Koharuさん(小5) 「自分に自信をもつこと ――『火のくつと風のサンダル』を読んで――」
 読んだ本:『火のくつと風のサンダル』
鈴木 結菜さん(小5) 「ミオととなりのマーメイド ミオとルナのサンゴ事件!?/ミオへ/オリジナルたんぺんマンガ」
 読んだ本:『ミオととなりのマーメイド1 人魚になれるのはヒミツ。』
大恵 貴子さん(小4) 「おそろしいひみつ」
 読んだ本:『この計画はひみつです』
三原 真理愛さん(小3) 「やさしい想いと秘密のポケット」
 読んだ本:『おもちゃ屋へいったトムテ』
大恵 朱実さん(小2) 「ないてもいいんだ!」
 読んだ本:『もう、おおきいから なかないよ』

 入賞されたみなさんには、来春開催予定の授賞式で、賞状と副賞(最優秀賞受賞者には5000円ぶん、優秀賞受賞者には1000円ぶんの図書カード、ニャーロウ賞受賞者にはニャーロウからのプレゼント)をお渡ししたいと思います。
 また、応募してくださったみなさんに、後日、参加賞と第1次選考委員からの個別コメントをお送りいたします。

 読書探偵作文コンクールは、今年で第10回を迎えました。今回も各地から多数のご応募をいただき、ありがとうございました。驚き、感動、発見、疑問、ひらめきなど、応募者のみなさんが本を読んで得たさまざまな経験がつまった作品の数々を、選考委員一同、楽しく読ませていただきました。惜しくも第1次選考を通過しなかった中にも、この経験を伝えたいという書き手の強い気持ちが伝わってくる作品がたくさんありました。
 応募者のみなさんの作品を通して、わたしたちも毎年、新しい本と出会ったり、すでに読んでいる本の魅力を再発見したりしています。これからもぜひ、みなさんの好きな書き方で、読んだ本のことをわたしたちに教えてください。その本のおもしろさをみなさんといっしょに味わえることを楽しみにしています。

〈入賞者、第1次選考通過者のみなさんが読んだ本〉
※それぞれの本の画像をクリックしていただくと、Amazon.co.jpのサイトで詳しい情報がごらんになれます。

囚われちゃったお姫さま―魔法の森〈1〉 (sogen bookland) スガンさんのヤギ 詩ってなあに 記憶の国の王女

名探偵テスとミナ 黒ネコの絵のひみつ リンドバーグ: 空飛ぶネズミの大冒険 アームストロング: 宙飛ぶネズミの大冒険 エジソン ネズミの海底大冒険

すてきって なんだろう? トムは真夜中の庭で (岩波少年文庫 (041)) 火のくつと風のサンダル (子どもの文学―青い海シリーズ) ミオととなりのマーメイド 人魚になれるのはヒミツ。: 人魚になれるってヒミツだよ (ミオととなりのマーメイド 1)

この計画はひみつです おもちゃ屋へいったトムテ (世界傑作童話シリーズ) もう、おおきいからなかないよ



2019年10月06日

読書探偵作文コンクール2019 応募者のみなさんが読んだ本

コンクール応募者のみなさんが読んだ翻訳書の題名一覧です。
本の画像や詳しい情報は、選考結果発表後に順次「読書探偵の読書ファイル」のコーナーでご紹介する予定です。

アームストロング 宙飛ぶネズミの大冒険
あしながおじさん
アランの歯はでっかいぞ こわーいぞ
イソップ童話(二年生) よくばりな小がらす 
エジソン ネズミの海底大冒険
エルマーとりゅう
エルマーのぼうけん
王さまと九人のきょうだい
大どろぼうホッツェンプロッツ
おじいちゃんがおばけになったわけ
おどる12人のおひめさま
おばけやしきなんてこわくない
おもちゃ屋へ行ったトムテ
カナリーズ・ソング
かべのむこうになにがある
記憶の国の王女
きっとみんなよろこぶよ!
キツネどんのおはなし
きょうりゅうが学校にやってきた
黒ねこのおきゃくさま
甲虫のはなし
この計画はひみつです
三びきのやぎのがらがらどん
時間のない国で/プーカと最後の大王/世界の終わりと妖精の馬
詩ってなあに?
シャーロットのおくりもの
ジョージとひみつのメリッサ
スイミー 小さなかしこいさかなのはなし
スガンさんのヤギ
すごいね! みんなの通学路
すてきって なんだろう?
すてきな三にんぐみ
ぞうのエルマー
宝島
正しいひまわりの育て方
地底探検
てつだってあげるね ママ!
天才ルーシーの計算ちがい
動物と話せる少女リリアーネ2 トラはライオンに恋してる!
としょかんねずみ
ドッグマン
トムは真夜中の庭で
囚われちゃったお姫さま
どんなにきみがすきだかあててごらん
にじいろのさかな
ネズミさんとモグラくんの楽しいおうち
ハートウッドホテル2
葉っぱのフレディ
ハリーポッターと呪いの子
火のくつと風のサンダル
ファーブル昆虫記
ふたりはいっしょ
ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん
ぺちゃんこスタンレー
ぼくとベルさん
ぼくのいぬがまいごです!
ぼくはワニのクロッカス
マインクラフトはじまりの島
マチルダは小さな大天才
マンザナの風にのせて
ミオととなりのマーメイド1 人魚になれるのはヒミツ。
みどりのゆび
名探偵テスとミナ 黒ネコの絵のひみつ
もう、おおきいから なかないよ
もりのおうちのきいちごジュース
四人のおばあちゃん
ライオンと魔女
リスとお月さま
リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険
ロボママ
若草物語
わすれられないおくりもの
わたしのモンスターかんさつにっき
ワンダー