2015年09月07日

『ウソつきとスパイ』

レベッカ・ステッド作 樋渡正人訳 小峰書店
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 ねえみんな、スパイって知ってる? そう、あいてに気づかれないようにして、いろんなひみつをさぐるしごとよ。ちょっとかっこいいわよね。え? あなたもスパイになりたい? うーん、でもスパイって、なかなかたいへんよ。観察力や注意力、きおく力も必要だし、危険なめにだってあうかもしれない。

 この本の主人公のジョージは、ひっこし先のマンションで、ひょんなことからスパイ・クラブに入ることになっちゃったの。クラブといっても、メンバーはセイファーって名前の男の子とふたりきりなんだけどね。ジョージはセイファーにスパイに必要なこと(観察力とかのほかに、みはりのしかたとか、危険を知らせる合図とか)を教えてもらって、ふたりで同じマンションの住人〈ミスターX〉のひみつをあばこうとするの。なんだか、ドキドキするわね。

 さて、ここで問題よ。本の題名の「スパイ」っていうのは、ジョージとセイファーのことだとわかるわよね。じゃ、「ウソつき」はだれかしら? さあ、本を読んで推理(すいり)してみて。ウソをついてるのは、いったいだれなのか。

 (キャット)

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2015年07月22日

『ムーミン谷の彗星』(新装版)

トーベ・ヤンソン作 下村隆一訳 講談社青い鳥文庫
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 もうすぐ彗星(すいせい)が地球にぶつかる!

 そんなことになったら、みんなはどうする?

 ムーミンはすっかり不安になるんだけど、勇気を出して、友だちのスニフといっしょに天文台にたしかめにいくの。

 そしたらとちゅうで、たよりになるスナフキンとか、かわいいスノークのおじょうさんとかに出会って、けっこう楽しい旅になるのよね。

 しまいには「彗星って、ほんとにひとりぼっちで、さびしいだろうなあ……」なんて言っちゃうし。

 でも、彗星はどんどん大きく見えてきて、今にもぶつかりそう!

 ムーミンたち、助かるのかな?

 (ベスニャン)

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2015年06月16日

『しずくの首飾り』

ジョーン・エイキン作 ヤン・ピアンコフスキー絵 猪熊葉子訳 岩波書店
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 この本には、7つの短いお話がおさめられています。どれも楽しくてふしぎな話ばかり。

 たとえば、本の題名にもなっている「しずくの首飾り」は、生まれたとき、北風からふしぎな首飾りをもらった女の子、ローラの話です。ローラは首飾りのおかげで、どんなにどしゃぶりの雨にもぬれないし、手をたたいて雨をやませることもできます。ところが、そんな大切な首飾りをぬすまれてしまい……。

 わたしがいちばんすきなのは、「パン屋のネコ」という話。マーマレード色のネコ、モグは、ある日、むくむくと大きくなってしまいます。家よりも大きくなってしまったものだから、町じゅうが大さわぎ。でも、モグはいったいなぜ、大きくなってしまったのでしょう? ぜひお話を読んで、答えをたしかめてみてくださいね。

(コアラン)

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2014年09月17日

『ヨナタンは名たんてい』

デイヴィッド・グロスマン文 ギラド・ソフェル絵 もたいなつう訳 光村教育図書
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 犬ぞくのみんな、元気? 読書探偵作文コンクールのしめきりが近づいてきたね。お気にいりの本は見つかったかな。

 きょうは、白くて、ちゃいろのぶちがある、子犬のビバがでてくる絵本をしょうかいするよ。

 ヨナタンのいえで、いろいろなものがなくなっていく。ヨナタンのスリッパやマグカップ、ぬいぐるみのクマちゃん、パパのめがねに、ママのマフラーなど。

 もしかして、うちのなかに、どろぼうがいるの?!

 そこでヨナタンがたんていになった。子犬のビバには、ちょうさを手つだってもらわなきゃ。よくきく鼻(はな)で、さがしてよ。

 ヨナタンとビバに、はんにんはつかまえられるのかな。

(なんばワン)

ヨナタンは名たんてい
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2014年08月20日

『思い出のマーニー』

ジョーン・G・ロビンソン作
松野正子訳 岩波少年文庫
越前敏弥/ないとうふみこ訳 角川つばさ文庫
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 ねえねえ、『思い出のマーニー』っていうえいが、見た?

 あたし、感動して、ないちゃった。

 親のいない杏奈(あんな)は、いつも自分が「輪(わ)の外」にいるって感じてるんだ。でも、マーニーっていう、ふしぎな女の子に会ってから、少しずつかわりはじめて……。

 このえいがね、じつは、もとになっている本があるの。えいがは北海道の話になっているけど、本はイギリスの話で、もっといろんなことが書いてあるのよ。

 さいごにマーニーのなぞがとけたときは、ほんとにびっくりしたなあ。

 えいがのもとになった本を読むっていうのも、おもしろいわよ。何しゅるいか出てるから、すきなのをえらんで、読んでみて!

(ベスニャン)

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