2016年09月14日

『はね』

曹文軒 文 ホジェル・メロ絵 濱野京子訳 マイティブック
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 主人公は、1まいの羽(はね)。でも、自分がどの鳥の羽なのか、わからないんですって。風にふかれてとんでいったら、カワセミがいたので、「わたしは、あなたの羽?」ってきいてみたら、ちがうっていわれたの。そのあとも、いろんな鳥に出会うたびに、「わたしは、あなたの羽?」って、きいてみるんだけど、ちがうっていわれてばかり。いったい、なんの鳥の羽なのかしら? 自分がだれなのかわからないって、もやもやするでしょうね。お話のさいごは、どうなるのかな?

 この絵本の作者は、文をかいたのが中国の人で、絵をかいたのはブラジルの人。ふたりとも、国際アンデルセン賞を受賞してるの。「小さなノーベル賞」といわれるぐらい、すごい賞なのよ。そんなビッグな2人が国境をこえて1さつの本をつくるって、ステキよね!

 そうそう、わたしプケコッコも鳥なのよ(ふふ)。くわしくは、「ニャーロウのなかまたち」のページを見てね。

(プケコッコ)

はね
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2016年09月01日

『ヨハンナの電車のたび』

カトリーン・シェーラー作 松永美穂訳 西村書店
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 きょうは、ちょっとふしぎな絵本をしょうかいするわね。

 なにがふしぎって、まず、この絵本は、絵かきさんがこの絵本の絵とお話をかきはじめるところから始まるの。ややこしいわよね。でも、じっさいに絵本を見てもらえれば、どういうことなのか、わかると思うわ。

 絵かきさんは、電車の絵本をかこうとしているの。電車にはもちろん、おきゃくさんがのってるわ。ウシにイヌにヤギに……小さなブタ! 元気のよさそうなかわいい子ブタちゃん。これがヨハンナなんだけど、出てきたときには、まだ名前がないの。子ブタは名前がほしいとか、体にもようがほしいとか、絵かきさんにいろいろ注文しはじめて……。

 さて、絵かきさんの絵本はどうなっちゃうのかしらね。

(キャット)

ヨハンナの電車のたび
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『ガラガラヘビの味 アメリカ子ども詩集』

アーサー・ビナード、木坂涼編訳 岩波少年文庫
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 ニャニャニャッ!
 タイトルを見て、いきなりびっくりしちゃったよ。
 ガラガラヘビの味ってなんなんだよなあ。

 この本はアメリカのいろんな人がつくった詩がたくさん集められているんだ。
 で、「ガラガラヘビの味」っていうのは、オグデン・ナッシュさんがつくった詩のひとつ。この人の詩はほかにもいくつか入ってるんだけど、あとふたつタイトルを教えとくと、「シロアリ」に「お尻はつらいよ」。なんなんだよなあ。

 そんなかんじで、この本の詩は、タイトルだけでも楽しくて、読むともっと楽しいんだ。きっとすきな詩がひとつ以上見つかると思うぜ。

(ニャーロウ)

ガラガラヘビの味――アメリカ子ども詩集 (岩波少年文庫)
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2016年08月31日

『ホーホーはらへりフクロウさまだ!』

ショーン・テイラー文 ジャン・ジュリアン絵 木坂涼訳 BL出版
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「オレさま とうじょう!」と、いせいよくあらわれたのは、読書探偵ニャーロウかと思いきや、「だれもがおそれるへんしんめいじん」の「ホーホーはらへりフクロウさま」ですって! とってもたくさん頭がよくって、へんしんするのがチョーとくいだなんていばってるけど、ほんとかしら?

 このフクロウ、まっくらくらのまよなかに、どうやらばんごはんをさがしているみたい。

 まあ、たいへん! くりくりおめめのうさちゃんがねらわれてるわ! うさちゃんは、へんしんめいじんのあくどいわなに、はまってしまうのかしら……。ああ、だれかたすけてあげて!

(キャット)

ホーホーはらへりフクロウさまだ!
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2016年08月20日

『四人のおばあちゃん』

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作 野口絵美訳 佐竹美保絵 徳間書店
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 抱腹絶倒(ほうふくぜっとう)ってことば、しってるかな? おもしろすぎて、おなかをかかえて、ひっくりかえるほどゲラゲラわらうことなんだって。ぼくたちタヌキは、楽しいときに、おなかをたたくけどね。

 で、この本がまさに抱腹絶倒なんだ。しかも、100ページもない短い話で、楽しい絵がたくさんついているからすぐ読めちゃう。

 エルグのお父さんとエミリーのお母さんは、バツイチどうしで結婚したの。それで、エルグとエミリーはきょうだいになった。もともとふたりには、おばあちゃんが2人ずついたから、親の結婚でおばあちゃんは2たす2で合計4人になった。これがキビしいばあちゃん、心配性ばあちゃん、金持ちの自分勝手ばあちゃん、弱々しい聖人ばあちゃんと、みんなが強烈!個性的!なんだよね。

 両親が仕事で4日間の出張をすることになったのがことの始まり。エルグとエミリーは、いちばんさしさわりがなさそうってことで、おばあちゃん4号(聖人ばあちゃん)に世話をしにきてもらいたかったんだけど、けっきょく4人が全員くることになって……。 エルグは自作の「おいのりマシン」で、めんどくさいおばあちゃん1号〜4号にたちむかうぽん。

 (PONすけ)

四人のおばあちゃん (児童書)
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